良本 アメリカ人は気軽に精神科医に行く

面白そうだと思って読んでみましたがかなり面白かったです。

端的に言えば日本人とアメリカ人の比較で読みやすく日本の問題点が多く見つかります。

精神科医に気軽に通わない日本人、そのため重症化するまで精神科に行かない。

そもそも、心の病は自然に治るものではないと言うことを知らない人が多すぎる。そして、日本人の心の病に対する偏見、具体的には心の病気=脱落者とされている。

精神的な問題が脳の伝達物質欠乏からきていることを知っている日本人は果たしてどれくらいいるだろうか?

一方で、アメリカ人は歯医者や美容室のように気軽にカウンセラーを友達に紹介している。

そして、アメリカ企業は精神的な問題に対する対応の仕方がとても素晴らしい。

サイコロジストが航空会社にまで治療への協力をすることができる。

それだけサイコロジストの地位が確立されてて精神的な問題に対する理解がある国である。

1番印象に残っているところは性的いたずらの被害を公にするアメリカ人と隠そうとする日本人です。

日本人は自分の娘に被害があると隠そうとしますが、アメリカ人はそれが家族ぐるみの付き合いであっても家族の中のその人が問題なのであって他の人は問題がないと言う認識である。

一方で、日本人は問題があるとあの家に問題があると言う認識だ。

まったく変な話だ。

では心の病気のシグナルにはどのようなものがあるか?簡単に言えば、いつもと違う印象があればそのほとんどが心の病気の兆候だと捉えて良い。

それが1、2週間続けばもう精神科に行く案件だ.

緊急を要するのは死にたい殺したいである。

これに関しては救急車を呼んでもいいレベルです。

精神科医の医者の腕は投薬のコントロールの良し悪しで決まっている。

なので患者を実験にするような精神科医はまずやめましょう。何でもかんでも薬の投与ありきは危険です。

 

ストレス対策は週休2日や正月やお盆はまとめて1,2週間の休暇を取る などでした。